鉄路の果てに

15
固定された記事

「だまされた」そう遺して死んだ父の戦争の足跡を辿る旅。韓国・中国・ロシアへ

『桶川ストーカー殺人事件 遺言』や『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』で知られるジャーナリスト清水潔さんの新刊が5月21日発売となります。

タイトルは『鉄路の果てに』。

実家の本棚で見つけた「だまされた」という亡き父のメモ書き。93歳で大往生した父は無口で、昔話はほとんどしなかった。メモに添えられた地図には日本列島からユーラシア大陸に向けて、赤い線が足されていた。
千葉

もっとみる
嬉しいです。ありがとうございます。
36

文庫X『殺人犯はそこにいる』の著者・清水潔の最新刊『鉄路の果てに』冒頭(約8000字)を公開します

「だまされた」父が遺したメモを手掛かりに、気鋭のジャーナリスト清水潔が戦争を辿る『鉄路の果てに』。内容紹介についてはこちらを、写真で巡る韓国・中国・ロシアの旅はこちらをご覧ください。

序章 赤い導線

3両編成の短い電車はステンレス製の車体を揺らせて発車していった。

足下にレールの踏面だけが輝きを見せている。かつて、私が通学や通勤に使っていた路線だ。当時は、目黒と蒲田を結ぶ目蒲線と呼ばれたが、

もっとみる
嬉しいです。ありがとうございます。
14