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2500年のブッダの英知『誰よりも先にあなたが幸せになりなさい』#BTS #JHOPE🐿の本棚より💜


憂うつな日に読みたい本


毎日、コロナコロナでいい加減にしてくれ、早く自由に旅したい!

いったい私は推しのコンサートにいつ行けるの!?

リモートワーク続きで体内時計が狂い、お肌ボロボロ!

友だちとも大っぴらに遊べないし、私の青春を返せ!

さすがに家族とずっと家にいると、ストレスMAX!! ……

みなさん、ここ1年のあれこれで、さまざまなお悩みがありましょう…。

今日はそんなときにこそ、心穏やかに読みたい1冊をご紹介します。

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本書は、あの世界的グループ「BTS(防弾少年団)」 のダンスキングこと、J-HOPEが作業室に蔵書していることから話題になった本(原題:법륜 스님의 행복  ポムリュン和尚の幸福)。

なんと本書、韓国で30万部突破のベストセラーなんです。

2019年1月28日 VLIVE Hope World

https://www.vlive.tv/video/110957

(40:00 ごろご覧くださいませ。作業室の本棚に収まっているのが、ほんの一瞬ですが、見えます。この画像だけで本のタイトルを突き止めたFBI並みの捜査能力を持ったファンが世界にはおりまして……捜査班すごい)

世界的アイドルは過密スケジュールでも、晩ごはん食べずに仕事でも、笑顔を絶やさないのです。わたしもそんな人になりたい……😢 

穏やかなメンタルってどうすればいい?


冒頭で、最近の文句を書き散らしましたが、「いつも幸せ」って自信をもって言える人って、とても少ないと思うのです。

でも、穏やかなメンタル、どうやったら身につけることができるのでしょうか? 本書のテーマは明確です。

いくら悲しくて、つらくても、幸せになる権利がある――このことを人生のルールにしましょう。
自分の人生が幸せか不幸かどうかは自分が決める、ということを忘れないでください。お釈迦さまは幸せについて、こうおっしゃいました。
 幸せは自分がつくるもの
 不幸も自分がつくるもの
 真にその幸せと不幸は
 他人がつくるものではない

著者のポムリュンさんは、富や名誉、家族、友だちといったことは、悩みの原因でもなく、幸せの条件でもなんでもない、と言います。

他人がうらやむ条件を揃えた人であっても、自分に対して満足していないケースが多々見られます。不満に思うのは、なにかが足りていないというよりも、自分に対する期待が大きすぎるから。期待に比べて、現実の自分はその条件を満たせていないから、納得できないのです。

「私は本来、こんな人間ではないのに」
「私はこうあるべきだ」
「私に失敗は許されない」
「私は他人をうらむような人じゃない」
 こうした自分への決めつけは、すべてニセモノです。理想の自分像が立派すぎると、現実の自分を許せなくなります。理想の自分像と現実の自分に差がないことこそ、心がおだやかな状態なのです。

つまり「自分はもっと〇〇であるべき」(〇〇=お金を稼ぐ、見た目がいい、仕事ができる、思いやりのある人、いい母親、いい娘 etc. )なのに、そうなれていなくて不満……なのですね。

しかし、仏教はこの「期待」を否定します。本当の自分というのは、わたしもあなたも「ダメでも、すごくもないのですよ」と。

よく「ありのままの自分を愛そう」という言葉を聞きますが、「ありのまま」ってピンとこないと思いませんか?

でも、こう言い換えてみると少しわかりやすくなります。

「ありのままの自分」=「怒ることも、失敗することもある、まあまあの人間」

著者は「そんな自分をただ、“そんなもんだ”と肯定して、『今は難しいかもしれないけれど、これから研究してなんとかしよう』とコツコツやればいいのです」と言います。

なんだか、ちょっと気持ちがラクになる気がしませんか?

イライラしたり、上手にできないとき、「腹を立てたりうまくできない、そんな自分に腹が立つ」ことってありますよね。

でも、「ま、人間なんだし、こんなもんだ」と思うと、少しスッと心が軽くなるようです。

自分に与えられた仕事を黙々とこなす。これがもっとも高い境地にたどりついた人間の姿だといえます。

……なるほど……。これこそ悟り……。「今すぐできないことを嘆くのではなく、今、できることをしっかりやりなさい」というのが、ブッダの教えです。

ごめん、ブッダ。私、焦りすぎてた。

おだやかな心って、今すぐ手に入るものじゃないけど、ブッダの教えのおかげで、ちょっと落ち着きそうです。2500年の歴史を持つ仏教はすごいのだ。

著者のポムリュンさんって、実はすごい人


この本を書いたポムリュンさん、実は韓国で出す本出す本ベストセラーになる、超有名なお坊さん。J-HOPEの他にも韓国の芸能界で愛読者は多く、有名女優や人気脚本家がファンを公言していたりと、宗教の垣根を超えた人気があります。

2002年には「アジアのノーベル賞」ともいわれている『ラモン・マグサイサイ賞(平和/国際理解)』も受賞しています。積極的な人道支援を行っているポムリュンさんの功績がみとめられたのですね。

この世界の不平等をただちに変えることはできないけれど、今、自分ができることを一つずつやる。――そんな誠実で強い意志がうかがえます。

前に進む勇気がほしいとき。

どんなに苦しい状況におちいっても「これから私は幸せになろう」という決意をしたいとき。

私がまず真っ先に笑顔になろう――! そんな強さを学ぶことができる、希望に満ちた本です。


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