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若さがなくなったとき、オンナはどうやって稼ぐべき? 今こそ、よーく考えてみよう。

『エロティック・キャピタル』という本があります。イギリスの女性社会学者のキャサリン・ハキムという人が書いた本です。 学歴、資格、経験というヒューマン・キャピタル(人的資本)に加えて、若い女性は大きな「エロス資本」を持っていると言っています。
『2億円と専業主婦』が話題の橘玲さん。女性の本音を書き続ける鈴木涼美さん。異色の顔合わせのふたりが、この本をテーマに語り合いました。

 エロス資本は男にはないものだから、その経験がうまく理解できない。かつてのブルセラとか、いまはパパ活やギャラ飲みかもしれませんが、高校生くらいの女の子が自分のエロス資本をマネタイズしようとすると、うろたえたり怒ったりするのはそのせいですね。
鈴木 それこそ19歳くらいで稼ごうと思ったら、女の人は割と、少なくとも男性よりは簡単に稼げちゃったりもするわけですエロス資本を換金する女性が常にいるのは、やっぱり先に見えるお金がそんなにないと思ってるからじゃないでしょうか。かつてはその資本を最高値のところまでもったいぶって取っておいて、25歳とかで一番いい形で売り払って主婦になるっていう、典型的な使用方法がありました。

若いときにエロス資本を使って思い切り稼いで、遊ぼうとするのは、ある意味当たり前。うまく結婚できる保証も、将来稼げる仕事につけるかどうかもわからないのだから。

鈴木 男性の場合は違いますよね。一番お金もあって、女にモテる人生の黄金期が、40代、50代、60ぐらいまでいけるんなら、若い時は報われなくてもそこに向かって頑張って上がってくっていう人もいると思う。女性は、なんか自分の価値が緩やかに下降していっているのと、向き合い続けなきゃならない。
 男にとって問題なのは社会的・経済的な競争から脱落することで、稼げなくなると同時にモテなくなる。年を取ってもそれなりに稼げていれば、自分の価値が下がっていくっていう感覚はないですよね、男には。  

女性が若いときに稼ぎやすいというのは、夜の仕事関係だけなく、普通の会社でも実は行われていること。

 一般企業の営業職の女の子でも、エロス資本を活用すればもっと売り上げて、成果給なら年収1000万円になるかもしれない。でもそれはダメだという縛りがあるから、会社はその女の子を年収300万円で雇えてるわけじゃないですか。1000万円の資本を持っている社員を300万円で使えるわけだから、会社はものすごく有利ですよね。まさに「エロス資本の搾取」ですが、でも女性社員のエロス資本を金銭に評価すると、夜の商売と同じシステムになってしまう。
鈴木 そう、容認しているようで、容認されていない隠された資本としてある。実際は動いているけども、使ってないことになってる。で、知らぬ間になくなってるんですよ。だから大体、30ぐらいで女性と男性の、会社での同期の仕事のできっぷりって逆転する。それはもちろん女性が育休に入ったりとかして、その間に男性がごりごり頑張って、若いとき、不器用であまりできなかった男性たちが力を付けてくっていうのもあるけど。でもやっぱり、なかったことになってるエロス資本を失っているのは確かです。性の対象と見ていなくとも、若い女性であることはどこかしら大きな価値を下支えしている気はします。 

企業の本音として、35歳過ぎの女性には辞めてほしいというのは、あるのでは。もちろん、違うところで実力をつけ出世していく女性もいるとは思うけれど。

 エロス資本を正当に評価して、稼げるときにいちばん稼ぎなよというのは分かりやすいですよね。でもすべての女性がそのような人生戦略でうまくいくわけではない。「人生100年時代」には、エロス資本があろうがなかろうが、できるだけ長く働くしかないわけですから
鈴木 もちろん働くことを前提として私たちも生きてるけど、ちょっと、対応しなきゃいけない問題が多過ぎて。なかなか魅力的に、私に合った正解はこれかもって思える見本がない。だって女性政治家で政権に入っている人なんて、およそなりたくない人たちばっかりじゃないですか。かっこいいなって思える女性を、政府も、会社も、社会も、ファッション誌ですらあまり提示できてない気がする。もしくはもう超ファンタジー過ぎて、子ども育てながら仕事もキラキラみたいなのって、すごくハリボテ感がある。こんなのうそでしょうって、みんな、知ってる感じがしちゃうんですよね。

「本当に複雑な時代に、私たち女性は生きているな、というのが、実感です」という鈴木涼美さんの著書がこちら。会社人生、子育て、不倫、モテ……15の場面で、A子とB美の場合を取材して書いた、まさに現代女性の縮図。満たされているはずなのに、いまひとつしあわせじゃないのはなぜ? その答えは自分で見つけるしかない。

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そして、橘玲さんの著書がこちら。働き続ければ2億円は稼げるのに、パートや専業主婦でいるのはもったいない。人生100年時代、夫婦で働き世帯年収を上げ、好きな仕事で生涯働くのが最強の戦略、と勧めます。男性にも女性にも必読の書。

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嬉しいです。ありがとうございます。
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マガジンハウス書籍部です。新刊・既刊に関するご案内・面白い読み物をお届けしたい。「試し読み」も続々更新予定です。https://magazineworld.jp/books/
コメント (1)
わたし昭和二〇年生まれ。県立名門女子高卒、四大卒。かつての才女たちは皆専業主婦、国立大の同窓生も専業主婦。中卒で働いて人たちが沢山いた中、大学まで出て専業主婦?「女子大生亡国論」をリアル実感!社会の構造のせい?違う。女性自身が自立しようなんて思っていなかったのだ。学歴で自分の商品価値を高め、エリート男を夫にする。そんな生き方に葛藤も迷いもなかった女たち。中卒で働いていたオンナたちのほうがアンタよりずっと社会に貢献していたんだよ。くたばれ、大卒女!くたばれ、日本。永遠に男社会であれ、それを望んだのは、男に養われる道を唯々諾々と選んだオンナたち自身。!(^^)!!(^^)!(ー_ー)!!思い切り、うっぷんを晴らしました一すみません。
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