マガジンハウス書籍編集部
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TBSラジオ人気Podcast「となりの雑談」のエッセンスをギュッと凝縮した人生の指南書『過去の握力 未来の浮力 あしたを生きる手引書』ジェーン・スー × 桜林直子 著
突然ですが、こちらをご覧ください。窓から見える景色。あなたの目には何が飛び込んできますか。 うさぎさんの目には家が映り、かわうそさんは地面に転がる石ころを見る。同じ景色でも、同じ出来事でも、同じ言葉でも、楽観的にポジティブに受け止める人もいれば、悲観的にネガティブに受け止める人もいます。人それぞれ、受け止め方、感じ方はずいぶん違うものです。 本書では、そんなふうに「見えている世界」が異なるジェーン・スーさんと桜林直子さんがじっくり丁寧に言葉を交わすことで浮き彫りとなった「
“M-1 2008優勝”“生粋の漫才オタク”がはじめて語る「漫才論」「M-1論」「芸人論」『答え合わせ』石田明 著(マガジンハウス新書)
ここ数年、すっかり年末の風物詩となった「M-1グランプリ」。今年は令和ロマンが初の2連覇を達成するのか、それとも新たなコンビが優勝をつかみとるのか、楽しみにしている人も多いはず。そうした方々におすすめしたい一冊が刊行されました! 著者は漫才に対する分析が鋭すぎて、「石田教授」とも呼ばれているNON STYLEの石田明さん。「M-1グランプリ2023」で優勝した令和ロマンの髙比良くるまさんも石田さんから薫陶を受けたといいます。 そんな石田さんが「漫才論」をまとめた書籍『答え
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世紀の発見!? J-WAVE「BEFORE DAWN」ラジオプロデューサーが読み解く『明けないで夜』(燃え殻・著)の秘密とは
「BRUTUS.jp」と、ラジオ局J-WAVE(81.3FM)「BEFORE DAWN」の連動企画として約半年にわたって朗読連載してきた文章を中心に書籍化した『明けないで夜』(燃え殻・著)がいよいよ発売です。 「BEFORE DAWN」のプロデューサーとして燃え殻さんと番組をともにしてきた冨加津沙希さんが答えてくださった読後アンケートを公開します。 ■「BEFORE DAWN」概要 放送局:J-WAVE(81.3FM) 番組名:BEFORE DAWN 放送日時:毎週火曜日
2024年日本民間放送連盟賞優秀賞受賞のドキュメンタリー番組を緊急出版!安楽死が認められていない日本で、“死”に救いを求める人々がいる……『最期を選ぶ 命と向き合う人々、その家族の記録(マガジンハウス新書)』(山本将寛 著)
TVディレクターが見た、命と向き合う人々の生き方と逝き方とは? 病に苦しむ人を、その苦痛から解放する“安楽死”。日本ではまだ合法化されておらず、患者が死を望んでも、その自死に関与すればたとえ医師でも自殺幇助や嘱託殺人などの罪に問われます。一方で、スイスをはじめ欧米など一部の国や州では安楽死は認められており、その他の地域でも法整備や議論が進んでいます。 安楽死が認められていない日本で、私たちはこの問題にどう向き合っていけばいいのでしょうか? 本書の著者はフジテレビディレクタ
ニュートン力学から相対性理論、量子力学まで……「宇宙を支配する力」に迫る知的探求の旅!――『なぜ重力は存在するのか』(野村泰紀)
物理学の重大な謎に迫る! 重力はなぜ存在するのか?――これはニュートンやガリレオの時代の「古典物理学」から量子力学などの「現代物理学」に至るまで、重要かつ根本的な謎であり続けています。 カルフォルニア大学バークレー校教授で理論物理学者の野村泰紀さんがその謎に迫る一冊が、『なぜ重力は存在するのか』です。 ◎月は「落ち続けている」から落ちてこない ◎「重力」は“時間”と“空間”の歪み ◎地上も宇宙も「同じ法則」で運動している ◎光さえも進めなくなる「ブラックホール」 ◎自然
その健康法は本当に正しい? “病気の専門家”が教える、科学的に正しい「知識」と「習慣」――『病理医が切実に伝えたい病気の仕組みと予防の正解』(峰宗太郎)
「病気の専門家=病理医」が伝えたいこと 「焦げを食べるとがんになるって本当?」「打ったほうがいいワクチンと打たないほうがいいワクチンがある?」「免疫を高めることってできるの?」……こうした病気や健康に関する素朴な疑問をTwitter(現・X)で10万件以上回答してきた峰宗太郎先生。 数多くの質問に答えていく中で、「医学の世界ではよく知られているけれど、一般の人たちが知らない情報や知識」がたくさんあることに気づいたそうです。 そんな峰先生の新刊『病気の仕組みと予防の正解』
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【3月新刊】『だからあれほど言ったのに』内田樹・著(マガジンハウス新書)政官財から教育界まで、日本型「先送り」のツケ。この国の不出来なシステムを悪用するか、逃げ出すか、それとも……
失われた30年で「不自由な国」になってしまった日本。新自由主義の迷走ぶり、経済格差や税の不均衡、少子高齢化、低レベルな政治、大手企業の不祥事など問題が山積となっています。そして、社会全体には諦念が蔓延しており、私たち一般市民は不自由さをも感じている状況です。 本書の冒頭で、著者は2つ問題提起をしています。 ひとつめの問題は「政治はこれからもまったく変わらない」という諦念が広がると、国民の中から「この不出来なシステムをどう生き返らせるか」よりも、「この不出来なシステム