見出し画像

樋口直哉『もっとおいしく作れたら』をおすすめしたい3つの理由

3月31日に樋口直哉『もっとおいしく作れたら』(マガジンハウス新書)を刊行します。つい先日校了しましたが、おいしいものが好きな人、おいしいものを作りたい人にとって、とっておきの一冊になりました。ぜひ多くの人に読んでいただきたい。ということで、本書をおすすめしたい3つの理由を書いてみます。

理由1 なぜおいしく作れるのか、理由が丁寧に記されている

noteの連載やcakes「『おいしい』をつくる料理の新常識」でもお馴染みの樋口直哉さん。おいしさをロジカルに追求する料理家として知られています。NHK「きょうの料理」の放送後にはNEO!豚のしょうが焼きが話題になりました(樋口さんの生姜焼きは、酒と生姜で下味をつける工程と、しょう油、みりん、砂糖で味をつける工程とを別にすることで、肉がよりやわらかく、また、焦がすことなく仕上げることができます)。

本書でも「ひとつ上の味」にするための秘密を丁寧に明かしています。例えば野菜をオーブンで丸焼きにするとき、皮をつけたままの方がおいしくできるって知ってましたか。こちらはカブの丸焼きについて。

画像1

画像2


理由2 ノウハウだけに終わらない。読み物エッセイとしての魅力が詰まっている

本書は、隅々にまで樋口さんの野菜や肉、調味料、調理方法に対するノウハウが鏤められている一方で、各章の冒頭エッセイがひときわ光っています。

第一章 野菜が教えてくれたこと
第二章 スープ 微笑むような火加減で
第三章 サラダ 素材と対話する、ということ
第四章 鉄のフライパンは一生もの
第五章 肉料理 シンプルに仕立てる
第六章 ご飯、ときどきパスタ
第七章 デザート 香りの魔法

ここでは第三章の「サラダ 素材と対話する、ということ」を紹介します。

画像3

画像4


画像5

画像11

理由3 クウネル連載とnote記事を再構成。カラー写真付きです

本書は、雑誌「クウネル」連載の「樋口直哉の『考える料理』」とnote記事に加筆修正・再構成したものになります。「クウネル」の写真は伊藤徹也さんによる撮影。note記事の写真は樋口さんご自身による撮影です。カラー写真満載の贅沢な作りの新書になりました。読んで面白い、見て楽しい(お腹が空いてきます)一冊です。

こちらでは「サーモンステーキ 赤ワインソース」を紹介します。サーモンへの火の入れ方に関してはもちろんのこと、「ソースの本質とはなにか」に関する考察からは、この料理に限らず、あらゆる料理を作る際にヒントとなるtipsを会得することができます。

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。全184頁、マガジンハウス新書より3月31日発売です。

本書の詳細はこちらより

Twitterでも情報を随時更新しています。よろしければこちらもフォローお願いします! 面白い本の情報目白押しです!