見出し画像

伝説の家政婦#志麻さん のおやつレシピが「最高」な理由。-―絶品&簡単ガナッシュの作り方も紹介します

志麻さんの初おやつ本はこうして生まれた #4

さて、いよいよ撮影です。
スタイリストの大関さんが、素朴で可愛い食器をたくさん集めて運び込んでくれました。撮影場所を決め、カメラ機材をセットし、オーブンレンジもダブルで設置し、スタンバイ完了。一般家庭で電力をこれだけ使って大丈夫なのかどうかが心配でしたが、その時はその時です。

なんてったって作り手は、「伝説の家政婦」という異名を持つ志麻さん。
とにかく、手早い。油断すると、次の工程に進んでしまうので、カメラマンも一瞬一瞬が勝負。バターが溶け出すタイミングで「ここで!」、泡立った瞬間で「今!」と油断できません。なにしろ、時間をかけると状態が変わってしまいます。緊張の連続・・・

とはいえ、出来上がってくるものは、心を和ませる「おやつ」。1つ仕上がるごとに、スタッフから歓声があがります。そのたびに、「でしょ?」と得意げの編集担当は、試食タイムのたびに「おいしい!」「みんなも食べて~」とテンション高め。志麻さんが家族の一員だったら、本当に幸せだなぁ、とつくづく思うのでした。

でも、後から聞くところによると、志麻さんのフランス人の旦那様は、連日、志麻さんの試作につきあって、「当分、甘いものは食べたくない」心境にまでなったとか(ご協力をありがとうございました)。

志麻さんの名言、いただきました!

それにしても、おやつ(お菓子)作りって実験みたいで面白い。基本の材料は、卵、バター、小麦粉、牛乳…と似たようなものなのに、分量を変えたり、合わせるものを変えたりするだけでいろんなバリエーションが楽しめる。そんなことも伝えたいですねー、と志麻さん。

「楽しく作れて、食べておいしいなんて、最高じゃないですか」

撮影中、志麻さんが何気なく口にした言葉が、刺さりました。そっか、食べるだけじゃなくて、作る時間も楽しめるのが「おやつ作り」なんだ! 「時短」が人気の昨今、「オーブンに入れて30分」なんて長いと思われないか心配もしたのですが、焼きあがるまでのワクワク感もその時間だけ味わえるってこと! 現に我々スタッフもおしゃべりを楽しんだり、水分補給をしたり、志麻さんもその間にお子さんの面倒を見たり。家庭でもそんなふうに「おやつ作り」を楽しんでもらえたら最高だな、と思うのでした。

もちろん、すべてが順調だったわけじゃなく、ハプニングもいろいろありました。撮影中、使用電力がオーバーして電気が止まったり、大雨で電車が動かず、スタッフが昼過ぎても到着しない(なんと!)日があったり、早めに購入したバナナが熟しすぎて買い直したり(笑)。

でも、そういったハプニングも含めて、おやつ作りって、家族の記憶になっていくんじゃないでしょうか。

というわけで、“今日のおやつ”はこれでどうでしょう。こちらはオーブンではなく、冷やして作るタイプのおやつです。

簡単! 板チョコで作る極上おやつ

ガナッシュ

材料
チョコレート(ブラック) 150g
バター          20g
生クリーム        100cc
カカオパウダー(ココアパウダー) 適宜

1 チョコレートとバターを湯せんし、火からおろしてなめらかになるまで混ぜる。

画像1

2 別のボウルで、生クリームをゆるく角が立つまで泡立てる。

画像2

3 チョコレートの粗熱がとれたら、生クリームに混ぜ合わせる。

画像3

4  3をバットに流し込み、冷やし固める。

画像4

5  4をスプーンですくって手早くボール状に丸める。

画像5

6  カカオパウダーをふったバットに5を入れ、溶けないように手早くまぶす。

画像6

ぜひ、お試しください。高級な生チョコのような味わいです。

(つづく)

本書の詳細はこちら

こちらも好評発売中。


嬉しいです。ありがとうございます。
16
マガジンハウス書籍部です。新刊・既刊に関するご案内・面白い読み物をお届けしたい。「試し読み」も続々更新予定です。https://magazineworld.jp/books/

こちらでもピックアップされています

志麻さんと一緒に作ろう
志麻さんと一緒に作ろう
  • 11本

伝説の家政婦・志麻さんのレシピを、少しずつ紹介していきたいと思います。担当が聞きかじった料理まわりの楽しいエピソードもお届けします。

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。