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40代で出会えてよかった。『いつか来る死』発売です。

40過ぎて、多く見積もっても、人生後半戦だと感じるようになりました。いつ何時命が途絶えても不思議ではないし、周囲でも「死」の話は決して遠い出来事ではない。

それでも、「死」がどれだけ自分に迫っているかといえば、日々の雑事に追われることも多く、うっすら気にしながらも、向き合う機会はそうそうありませんでした。このまま、心臓が止まる日まで、「死」とは自分にとってよくわからないままだった可能性もあります。

たまたま「ほぼ日」で連載されていた糸井重里さんと小堀鷗一郎さんの対談を読み、そこからお二人の本に関わることになって、想定外にこの1年間「死」をより身近に感じるようになりました。

72歳の糸井重里さんがどんな風に死を捉えているか、82歳にして現役の訪問診療医で、400人以上の看取りに関わってきた小堀鷗一郎さんがどう死を見ているか。彼らの考えを通じて、死とは、人生で最初で最後の特別な催しのようなイメージを抱くようになりました。自分だったらどんな最期がいいか、理想の人生の終え方を思い描くことによって、人生の残り時間をどう使おうか、そんなことを考えるきっかけになりました。

本書で繰り返し出てくるメッセージ、「人は生きてきたように死んでいく」……その言葉が本当だとするなら、自分らしく生き自分らしく死んでいきたいと願います。

同時に、自分の家族や周りの人の死についても、これまでとは少し違う考えを抱くようになりました。「死に正解はない」という言葉が、考えるヒントになっています。

40代で出会えてよかった。心からそう思える本が出来上がりました。

少しだけ本の内容を紹介します。

65歳から死ぬ旅をしている自覚が芽生える
85歳を過ぎたら死に方を決めておくといい
・人は生きてきたように死んでいく
・残り時間を意識するとやらなくていいことが見えてくる
・家での老衰死と病院での孤独死、どちらが幸せか
・食べたり飲んだりしないから死ぬのではない、必要ないから食べたり飲んだりしなくなる
・胃ろうではなく皮下注射で水分供給する場合
死に目に会えなくても親不孝ではない……ほか

対談まとめと、お二人へのそれぞれのインタビューまとめは崎谷実穂さんが担当くださいました。カバーを含め(この記事の写真も)、16ページにわたって掲載させていただいたお写真は幡野広志さんの撮影によるもの。あたたかみのある、心地よい手触りのブックデザインは名久井直子さんです。

刊行を記念したオンラインイベントは11月25日(水)19時より開催予定です(お申し込みの締め切りは18日)。詳細はこちらまで。

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