料理ビギナーでも簡単に作れる今日のおやつ #志麻さん
伝説の家政婦として知られる、元フレンチシェフのタサン志麻さん。本の取材を受けるために一緒に出かけると、電車の中でも声をかけられますし、現場へ到着すると、働く女性スタッフが次々やってきて「一度、お願いしたいと思っているんです!」という声がかかります。
それはそうでしょう。
家にいながら三つ星レベルの美味しいご飯が食べられるなんて、働く女性の夢のまた夢! 志麻さん人気を肌で感じる瞬間です。
そんな志麻さんのとっておきの味や献立術を再現したレシピ本が、『志麻さんの何度でも食べたい極上レシピ』や『1分で決まる! 志麻さんの献立の作り方』。・・・ですが、今回は、おやつ作りの話をさせてください!
というのも、近頃、『志麻さんの気軽に作れる極上おやつ』という本を出したんです。これが、手前みそで恐縮ですが、初心者にもやさしい、楽しいおやつ本に仕上がり、読者の方々からも「材料が少なくて作りやすい」「手軽にできた!」「毎日のように楽しく作っています」と続々反響をいただいているんです。
志麻さんの受け売りですが、おやつは「作るのが楽しい」のがポイント。材料を混ぜたり、こねたり、形を作ったりするところから、焼きあがりのいい匂いまで楽しめる、最高の娯楽! 食べてくれる人の顔を思い浮かべて作ると、より楽しいかもしれませんねー。しかも「食べて美味しい」という幸せ(ほっこり)。
これも志麻さんからの受け売りですが、フランスの家庭では、子どもでも男の人でも、嬉々としてお菓子作りにトライするみたいですよ。なんだか微笑ましいですね(粉まみれになったり、ほっぺにチョコをくっつけたりしている図を想像してしまいます・笑)。
とにかく、ホワイトデーも近づいてきているので、本の中から、今回は志麻さんのダントツで簡単なおやつレシピを紹介しちゃいます。ぜひ、楽しんでください。
オーブンに入れるだけ!
元フレンチシェフの志麻さんは、どの家庭にもある素材で、華麗な料理を次々生み出す凄腕の持ち主です。それは、おやつ作りでも同じ。簡単に作れるのに、見た目がオシャレ!
さて、今日のおやつは、ハートの形をしたパイ菓子、パルミエなんていかがでしょう?
半解凍したパイシートにグラニュー糖をまぶして、折り込んで、切ってオーブンへ入れるだけ。って、これじゃあ、ざっくりし過ぎですね。もう少し詳しくいきましょう!
パルミエの作り方
材料/冷凍パイシート(2枚)、グラニュー糖(大さじ2~3)、水(適宜) *オーブンシートもご用意ください。
❶ パイシートの表面を水で湿らせる。
❷パイシートの表面にグラニュー糖をたっぷりまぶす。
❸センター部分を少し開けて、パイシートを内側に折り込む。
❹さらにセンターを中心に内側に折り込む。
❺ラップに包んで、30分くらい冷凍庫へ(生地を締めます)。
❻作業を再開する前にオーブンを予熱(180℃)し、冷やしたパイシートを取り出したら、1.5ミリ幅くらいに切る。
❼オーブンシートをしいた天板に、切り目を上にして並べる。
❽オーブンで焼く(180℃→20分〜30分)。
いかがでしょう? 驚くほど簡単。ビギナーでも簡単に作れます。自分で作るおやつ、おいしいですよ。
そうそう忘れていました! 各家庭のオーブンって、メーカーや機種によって微妙に差があるらしいので(いろんな家庭を回っている志麻さんが言うので間違いないです)、焼き足りないと思ったら、レシピにこだわらず、5分、10分と「もう少し焼いてみる」といいようです。家庭で食べるおやつは、そのくらい気楽に考えて楽しんでください、とのことでした!
友達や家族を誘っておしゃべりしながら作ると、なお一層楽しめと思います。おいしそうなのが焼き上がったら、ぜひ、教えてください。お待ちしています!(担当Sより)
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