キッチンに立つのが楽しくなる! 伝説の家政婦・志麻さん直伝のとっておきソースレシピ。
自粛生活が続いたことで、「キッチンに立つ機会が増えた」「自炊を始めてみた」「料理にハマった」という話を聞くようになりました。
と同時に、食事の準備に追われて、「献立をどうするかが毎日の悩み」「マンネリな食事をなんとかしたい」などという声も聞こえてきます。
毎日のごはん、考えるのって大変ですよね。
でも、伝説の家政婦・志麻さんにかかれば、献立の悩みなどいっきに解消!
「ソースの基本を覚えたら、お肉や魚は焼くだけでもOK。ソースをかけるだけで、手軽にいろんなバリエーションが楽しめますよ」ということなのです。
なんて頼もしい。
ーーでは、その“ソースの基本”というものを教えてください!
ということで出来上がったのが『志麻さんの魔法のソースレシピ』です。
ソースはこんなにも身近だった!
とはいえ、「ソース」というと、「ちょっと敷居が高い」と思う方も多いかもしれませんね。でも、全然そんなことはなく、志麻さん直伝のレシピは、どこの家にもあるような材料で、ささっと作れるものばかり。家庭料理の延長線上でちょっと工夫をこらす、そんなイメージでしょうか。
話を聞いているだけで、ソースという概念がどんどん広がります。
志麻さん「フランスではドレッシングもソースなんです」
担当「ほんとですか。野菜サラダにしか使っていませんでしたよ!」
志麻さん「ソースで野菜もたっぷり食べられるんです」
担当「茹でてお弁当に入れるしかなかったブロッコリーが、ソースに!」
志麻さん「市販のものをアレンジするだけでもいいんです」
担当「コーンスープがソースに!?」
担当「ちなみに、志麻さんの思い出のソースは何ですか?」
志麻さん「それは、フランスのレストランで働いていたときに、まかない料理でよく出てきた白ワインのバターソースです。感激するほどおいしくて」
担当「そ、それ、教えてください!」
――取材中はこんな調子で、メモを取る手が忙しいこと(笑)。
とにかく、そんな大収穫が詰まった『志麻さんの魔法のソースレシピ』から、今回はなんと2つのソースをご紹介しましょう!
マンネリになりがちが食卓にフレンチの魔法を。
伝説の家政婦・志麻さんが教えてくれる超便利なソースレシピ。
白ワインバターソース
材料
・白ワイン 50㎖
・酢 大さじ1
・塩 ひとつまみ
・こしょう(あれば黒コショウ) 適量
・バター 50g
基本の作り方
① 鍋に白ワイン、酢、塩、こしょうを入れて沸かす。
② 3分の1くらいになるまで弱火で煮詰めて旨味を凝縮させる。
*煮詰まったら味をチェック! 味が薄いと感じたら、塩をひとつまみ(分量外)加える。
③ ②に冷えた状態の固いバターを少しずつ加え、沸騰させないように弱火でバターを溶かす。
*分離しないようにバターを少しずつ加えること。
④バターが溶けきったら火からおろし、塩こしょうで味を調える。
意外に簡単です。
今回は、こんなふうにグリンピースをちらして、白身魚のソテーにソースをかけてみました。このソースをかける瞬間、シェフ気分も味わえます!
さらに、こんなアレンジも!
基本の白ワインバターソースをアレンジ!
上記の④のあとに、生クリームを加えて、沸騰直前まで温めれば、濃厚なクリームソースに。同じく④のあとに、レモン汁(1/4個分)やオレンジ(1/2個分)を加えて混ぜ合わせ、沸騰直前まで温めれば、あっさり酸味の効いたソースになります!
こちらはオレンジを加えたバターソース。アスパラがもはやメイン料理に。
肉汁を使った
マスタードソース
材料
・肉(豚肉・鶏肉・牛肉いずれでも)を焼いたときに残った肉汁
・白ワイン 50ml
・水 50ml
・マスタード 大さじ1
・塩 適宜
・こしょう 適宜
作り方
①フライパンで肉を焼いたら、肉を取り出し、アルミホイルに包んで(鶏肉は包まず、お皿の上で)休ませておく。
②肉を取り出したフライパンを再び火にかける。
③熱したフライパンに白ワインを加え、中火でアルコールを飛ばし、煮詰める。
④半分くらいの量に煮詰まったら水を加え、さらに半分くらいの量まで煮詰め、火を止める。
⑤休ませていた肉から出てきた肉汁をフライパンに戻し、マスタードを加えてひと煮立ちさせ、塩・こしょうで味を調える。
これで完成!
ここでは豚肉のソテーにマスタードソースをかけてみました。絶品です。
いかがでしたでしょうか?
志麻さん直伝のソースレシピを覚えたら、かなり食生活が変わるかもしれませんよ。
志麻さんのソースレシピでわかったこと
・ほんのちょっとの手間で食卓が華やかになる!
・素材の旨味がしっかり味わえる!
・野菜もたっぷり食べられる!
(『志麻さんの魔法のソースレシピ』では野菜を使ったソースも紹介しています)
・お肉や魚は焼くだけでもOK!
・ソースを変えるだけで味のバリエーションが楽しめる!
献立に困ったら、ぜひお試しください。新しい世界が広がると思います!
(担当S)
『志麻さんの魔法のソースレシピ』の詳細はこちら。