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『俺の上には空がある広い空が』冒頭を公開します
4月15日発売予定の『俺の上には空がある広い空が』の冒頭を公開します。無実の罪を43年余り背負って生きてきた著者・桜井昌司さんが獄中で書いた「待つ」という詩をぜひ読んでいただきたいです。本の中では他に16編の詩が収載されています。こちらも合わせてお読みください。
俺の上には空がある広い空が。濡れ衣で29年間を獄中で過ごした桜井さんの詩
無実の罪を43年余り背負って生きた人がいます。桜井昌司さん。茨城県で起きた布川事件の犯人の一人として逮捕され、20歳から49歳までの29年間を獄中で過ごしました。1996年に仮釈放された後、再審請求の闘いを経て、2011年ようやく無罪が認められました。43年7ヶ月もの間、やってもない罪を着せられて生きてきました。
犯人にされて自由を奪われる苦痛はとてつもなく、時に気がおかしくなりそうだったそ