給料は下がるのに、物価は上がる……「最悪の未来」を回避するため、日本は今、何をするべきなのか?
2022年6月の国内企業物価指数が9.2%上昇するなど、物価高が止まらない日本経済。賃金が上がらないのにもかかわらず物価が上昇する「スタグフレーション」に突入した、とも言われています。こんな絶望的な状況の中、日本は今、何をするべきなのか? 経済評論家・加谷珪一先生の新刊、『縮小ニッポンの再興戦略』から抜粋して、「日本の進むべき道」を紹介します。
「貧しい国」に突入したニッポン社会 近年、日本が先進国の地位から脱落するのではないかとの指摘を多く耳にするようになりました。日本経