マガジンハウス書籍編集部
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ニュートン力学から相対性理論、量子力学まで……「宇宙を支配する力」に迫る知的探求の旅!――『なぜ重力は存在するのか』(野村泰紀)
物理学の重大な謎に迫る!
重力はなぜ存在するのか?――これはニュートンやガリレオの時代の「古典物理学」から量子力学などの「現代物理学」に至るまで、重要かつ根本的な謎であり続けています。
カルフォルニア大学バークレー校教授で理論物理学者の野村泰紀さんがその謎に迫る一冊が、『なぜ重力は存在するのか』です。
◎月は「落ち続けている」から落ちてこない
◎「重力」は“時間”と“空間”の歪み
◎地上も宇
その健康法は本当に正しい? “病気の専門家”が教える、科学的に正しい「知識」と「習慣」――『病理医が切実に伝えたい病気の仕組みと予防の正解』(峰宗太郎)
「病気の専門家=病理医」が伝えたいこと
「焦げを食べるとがんになるって本当?」「打ったほうがいいワクチンと打たないほうがいいワクチンがある?」「免疫を高めることってできるの?」……こうした病気や健康に関する素朴な疑問をTwitter(現・X)で10万件以上回答してきた峰宗太郎先生。
数多くの質問に答えていく中で、「医学の世界ではよく知られているけれど、一般の人たちが知らない情報や知識」がたくさ
暦本純一×落合陽一「天才師弟」が描くテクノロジー/人間/社会の未来とは?
激動する時代にどう備え、どう動くか?
どんな質問でも数秒で答えを返してくれる知能。人間と変わらないほどなめらかな会話。突如現れた対話型AI「チャットGPT」は私たちに大きな衝撃を与えました。
……でも、「何回か試しに会話のキャッチボールをしただけで満足してしまった」という人も多いのではないでしょうか。「結局、AIは何を、どう変えるのか?」という問いは私たちの前に横たわったままです。
その問い
【3月新刊】『だからあれほど言ったのに』内田樹・著(マガジンハウス新書)政官財から教育界まで、日本型「先送り」のツケ。この国の不出来なシステムを悪用するか、逃げ出すか、それとも……
失われた30年で「不自由な国」になってしまった日本。新自由主義の迷走ぶり、経済格差や税の不均衡、少子高齢化、低レベルな政治、大手企業の不祥事など問題が山積となっています。そして、社会全体には諦念が蔓延しており、私たち一般市民は不自由さをも感じている状況です。
本書の冒頭で、著者は2つ問題提起をしています。
ひとつめの問題は「政治はこれからもまったく変わらない」という諦念が広がると、国民の