マガジンハウス書籍編集部

マガジンハウス書籍編集部です。新刊・既刊に関するご案内・面白い読み物をお届けしたい。「…

マガジンハウス書籍編集部

マガジンハウス書籍編集部です。新刊・既刊に関するご案内・面白い読み物をお届けしたい。「試し読み」も続々更新予定です。https://magazineworld.jp/books/

マガジン

  • 新刊情報

    マガジンハウスの本の新刊をチェックするならこちらのマガジン! 毎月、書籍編集部から新刊の情報がこちらのマガジンに更新されていきます。

  • マガジンハウス新書

    2022年1月創刊のフレッシュなレーベル、マガジンハウス新書関連の記事はこちらのマガジンにまとめます。ぜひご注目ください!

  • #マガジンハウスの本が好き

    マガジンハウスの書籍について書いてくださったnoteの記事を、多くの人に読んでもらえるようにシェアさせていただくマガジンになります。#マガジンハウスの本が好き というハッシュタグを入れての投稿、お待ちしています!

  • 試し読み

    マガジンハウスの本の一部が抜粋記事の形で読めるようになっています。お気軽にお立ち寄りいただけると嬉しいです。

  • 志麻さんと一緒に作ろう

    伝説の家政婦・志麻さんのレシピを、少しずつ紹介していきたいと思います。担当が聞きかじった料理まわりの楽しいエピソードもお届けします。

ウィジェット

  • 商品画像

    72歳ひとり暮らし、「年金月5万」が教えてくれたお金との向き合いかた40

    紫苑
  • 商品画像

    家事か地獄か 最期まですっくと生き抜く唯一の選択

    稲垣えみ子
  • 商品画像

    自律神経を守る60歳からの正解 (マガジンハウス新書)

    小林弘幸
  • 商品画像

    きょうの猫村さん 10

    ほし よりこ
  • 商品画像

    おつかれ、今日の私。

    ジェーン・スー

リンク

記事一覧

『深夜、生命線をそっと足す』を病理医ヤンデル先生はどう読んだか

私ことDr.ヤンデルが読み終わったばかりの本の感想を10分くらいで話すTwitter Spacesでござい…

やるせなくて、ちょっとエッチで、絶対的に肯定される世界がここにあるー『深夜、生命…

真っ昼間、運命線をメチャクチャに足す占い師として手相を見るようになるずっとずっと前のこと…

「私なんかが」は呪文のように自分からやる気も可能性も奪っていく。ジェーン・スー『…

友達の桜林直子さん(以下、サクちゃん)が『諦めの呪いを、許可でとく話』というnoteを書い…

燃え殻・二村ヒトシ『深夜、生命線をそっと足す』試し読みを公開します

「人生のほとんどは、偶然で決まる」 二村 人生の中でさ、自分にとって、存在感っていうか…

『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』書評を紹介しますPart2

八王子から来た少女が圧倒的な才で生んだ自分だけの音楽––。小説で描く彼女の青春J-POPなど…

『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』書評を紹介します

大変な労作、そして傑作である。『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』(マガジンハウス…

『深夜、生命線をそっと足す』を病理医ヤンデル先生はどう読んだか

『深夜、生命線をそっと足す』を病理医ヤンデル先生はどう読んだか

私ことDr.ヤンデルが読み終わったばかりの本の感想を10分くらいで話すTwitter Spacesでございます。

本日私が読み終わったのはこちら、作家の燃え殻さんとAV監督の二村ヒトシさんがずっと深夜にラジオ(AuDee配信)をやられていたんですね。「夜のまたたび」という番組。実は今から数時間前、今日の0時(12月14日0時)に最終回が更新されました。

「夜のまたたび」、これがすごいいい番組な

もっとみる
やるせなくて、ちょっとエッチで、絶対的に肯定される世界がここにあるー『深夜、生命線をそっと足す』(燃え殻/二村ヒトシ)

やるせなくて、ちょっとエッチで、絶対的に肯定される世界がここにあるー『深夜、生命線をそっと足す』(燃え殻/二村ヒトシ)

真っ昼間、運命線をメチャクチャに足す占い師として手相を見るようになるずっとずっと前のこと、書店で「欲しい手相は描けばいい」的な内容の本を見つけたことがある。代理店でのプレゼンを直後に控え、徹夜でぼうっとした頭が一瞬で冴えわたった。金色のペンで理想の手相を描けば、運命が変わるのだという。これだと思った。当時の私は骨の髄まで疲労が染み渡っていた。毎日明け方まで働いても終わらない仕事、ままならない恋。こ

もっとみる
「私なんかが」は呪文のように自分からやる気も可能性も奪っていく。ジェーン・スー『おつかれ、今日の私。』試し読みを公開します

「私なんかが」は呪文のように自分からやる気も可能性も奪っていく。ジェーン・スー『おつかれ、今日の私。』試し読みを公開します

友達の桜林直子さん(以下、サクちゃん)が『諦めの呪いを、許可でとく話』というnoteを書いて、それを読んだ私は「なるほどなあ」と深く頷いた。

サクちゃんは長年、目標を立てない生き方をしてきたらしい。常により良い選択をしてきたけれど、そもそもの選択肢は「知っている中だけ」で選んできた。目の前の問題を都度クリアして、良いと思ったほうを選んで生きてきて、それだけでもすごいいわと

もっとみる
燃え殻・二村ヒトシ『深夜、生命線をそっと足す』試し読みを公開します

燃え殻・二村ヒトシ『深夜、生命線をそっと足す』試し読みを公開します

「人生のほとんどは、偶然で決まる」

二村 人生の中でさ、自分にとって、存在感っていうか、なんだか厚みを持ってる他人っていますよね。その人と結婚することになるのかもしれないし、何も起きないかもしれないし、仲良くなっても別れることもあるかもしれない。恋人とも憎い敵とも限らない、ただの知り合いだけど、その人と会って少し話したことで何かが変わった、みたいな。で、それがさ、だいたい全部

もっとみる
『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』書評を紹介しますPart2

『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』書評を紹介しますPart2

八王子から来た少女が圧倒的な才で生んだ自分だけの音楽––。小説で描く彼女の青春J-POPなどという呼称のなかった洋楽全盛の頃である。あちらのロックでなければ夜も日もあけない。そんな若造たちのあいだでも荒井由実は別格だった。 どうしてユーミンだけは特別扱いされるに至ったのか。 本書を読んでよくわかった。

とにかく出来が違うからというのが答えである。 勉強しなくても学校の成績は抜群、ピアノと三味線を

もっとみる
『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』書評を紹介します

『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』書評を紹介します

大変な労作、そして傑作である。『すべてのことはメッセージ 小説ユーミン』(マガジンハウス)は、松任谷由実氏(以下ユーミン)の生い立ちからプロ・デビューまでを振り返った重厚な本だ。その成り立ちは特異で、小説家の山内マリコ氏がユーミンに徹底取材を行い、本書を書き上げたという。小説ともルポルタージュとも微妙に違っており、あえて言うなら、「ノンフィクション・ノべル」といったところだろうか。

ユーミンは、

もっとみる